SEO対策と競合との比較について

自然検索から潜在ユーザーの集客となると、時間とコストがそれなりに必要です。そのため「手段顕在ユーザー」などといった、想起度や行動意欲が高いといわれる人たちを優先してSEO対策をするというのも戦略です。

SEO対策は、単に検索ボリュームの大きさでやったり、流入実績などのキーワードといった、表層のみでは効果は薄いということです。ユーザーがどのような情報を求めているか、そしてどのようなニーズを持っているのか、そういったことを深く把握するというのが、SEO施策の目的になります。

それが、マーケティング全体においても重要なことです。検索の順位というのは、ウェブサイトとの相対評価で決まるものです。そのため、コンテンツSEOとしては、自サイトの課題のみを改善するというのでは不完全ということです。自社が狙いたいキーワードで上位表示されている競合サイトの調査が必要不可欠となります。

自社サイトの強みと弱み、競合の状況といったものをきちんと把握すること。それで施策の優先度を検討すべきです。上位競合サイトと自社サイトの差をキーワードレベルで洗い出すことで、どのような対策が必要か判断することが大切です。

抽出したキーワードで、現状の順位を競合サイトと自社サイトで調査して比較をします。弱みなどを見つけ出し、どういったキーワードで対策すべきかを把握していきます。

まずはそのジャンルで最も重要かつ検索ボリュームが大きいビッグワードといったもので、上位競合サイトとの順位を比較します。そして「上位表示されていない」とか「すでに上位表示されて対策不要なグループ」「競合と比較して負けている」というような対策が必要なグループを明確にします。