「発酵」に関する本の出版を夢みています。「夢」は口にする事で、叶うという人の意見を耳にした事がありますので、少しでも夢を形にできればと、毎日、口ずさんでおります。私は、「発酵」に関する本の出版を夢みています。そもそも、「発酵」とは、皆さんにとってどのような存在でありましょうか?近所にあるお味噌屋さんは、ある季節になると、「麹」を売り出すのです。この「麹」こそが、発酵の元となるもののようなのですが、実は、「カビ」なのだそうです。「カビ」という事は、「微生物」ですよね。「発酵」を頂くという事は、どうやら「微生物」を頂く事のようです。そんなお話を聞いてしまうと、発酵離れする人々も多いとは思いますが、もともと人間の身体は、微生物だらけのようですので、まずは、私達の身体がどのような微生物や菌のお世話になっているのかといった事実を調べてみた方がよさそうです。よく、「善玉菌」と「悪玉菌」などといった、「菌」のお話を耳にする事がありますよね。身体にいる「菌」たちには、身体に良い影響を与える「善玉菌」と、悪い影響を与える「悪玉菌」と呼ばれる菌の種類がいるようで、そのバランスが身体の不調や良好を保っている目安になっているようなのです。現代の食生活の中には、「善玉菌」が生息しにくい環境が多いようで、「善玉菌」が多く生息するような食生活や日々の生活を心掛ける事で、体調が良好になったというような声が多く飛び交っているようです。現代人は、「発酵」と「腐敗」を取り違えて認識している人が多いかもしれません。「発酵」と「腐敗」は全くもって別物になります。発酵した食品は、腐敗する事はありません。糠味噌や梅干し、味噌などが、長期間に渡り正しい手入れをする事で、腐敗しない食品として、古来から保存食とされているのは、「発酵」のお陰であるのです。最近のスーパーなどに陳列された食品には、添加物や化学薬品が使用され、ある一定の期間、腐敗を防いでいる商品もあり、人間が食べる食品としては、いくらタイムセールで半額になっていようと躊躇してしまうような事も時にあります。薬品を使用して、微生物を除去してしまうような現代人の生活は、少しばかり考えた方が身のためになるような気がしてきました。あらゆる箇所、場所が抗菌、除菌、殺菌などとうたわれて、常に菌を寄せ付けないような暮らしぶりが、「発酵」から遠のき、身体の「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスを崩しているようなのです。なかなか、目に見えない微生物のお話なので、説得力はありませんが、昨今の「抗菌」「除菌」「殺菌」には、何か抵抗を感じている日々であります。