地域性というと自分たちのことは実際はなかなか見えにくいのではないかとも思います。そこでくらしている人々には自分たちの個性や特徴をそう捉えながら生活しているわけではなく、それが普段で普遍的なイメージの中で生活しているという感じであろうとも思います。世界各地にエリアを定義する言葉は様々あります。どこの国から見たどこどことい感じで呼び方や名称、世界地図なども各国や各地域で違った形のものが使用されています。その中で日本は人や文化も象徴的に捉えられてきました。映画や演劇などのエンタテインメントの世界では日本人やアジア人は同じような格好と演出で登場してきますし、文化的な側面でも漫画やアートでも特色的な描かれ方や紹介のされかた取り上げられ方をしております。一般的なサラリーマンや方や限りなくポップに描かれる若者文化など形や様式としての日本的なイメージを世界的にはジャポニスムとして面白がっているきらいもあると感じています。自分たち日本に住んでいるものでも日本的な文化を再発見、再定義しジャパニメーションという言葉をつくってみたりジャパニスムの構築というよりジャパニーズの再定義や掘り起こしのように見え隠れする部分もあるとおもいます。このような文化段階のカルチャーやアートが日本の価値基準を押し上げているのも事実かもしれませんが良くも悪くも現在の日本の土壌が現れているということだと思います。古来より平面的なアプローチのデザインや図案などは日本の得意な文化であったと思いますが、現代美術などに代表される創作物も超平面的な創作の作品も数多く人気になっておりオークションなどでは価格や付加価値は上昇の一途をたどるという現実があります